高野山で「疫病退散」祈願

コロナがやや落ち着きを見せていた7月初旬
お世話になるお寺の住職と気の置けない仲間で
高野山へ「疫病退散」祈願。
空海が真言密教を興し、現在も修行を行なっている聖地。

宗教についてはほとんど門外漢だが
遣唐使として唐に渡って仏教を学んだ空海と最澄が帰国後
空海は高野山で真言密教を、最澄は比叡山で天台宗を広め
その後の日本の仏教界をリードしてきた…、た…、たと。
諸説あると思うがたぶんこんなストーリー。

5時館山出発。羽田空港まで1時間(近い!)。
空港でサンドイッチの朝食を食べ、7:10発のJALで関空へ。
コロナの直撃を受けて乗客はなんと50人!くらい。申し訳ない。
約1時間で関空到着。初めて降りたがかっこいい。
さっそくレンタカーで一路高野山へ…2時間くらい走る。

高野町はこの山のはるか奥深く

はるか山中に突然高野町が現れる。まずは金剛峯寺の壇上伽藍から見学。
ここもコロナの影響ですいてる。
金剛峰寺はいわゆる高野山真言宗の本山で
「壇上伽藍」はうまく説明できないが僧侶の修行の場、らしい。
日曜日だというのに観光客がほとんどいなくて
境内を散策するだけで若干緊張する。

壇上伽藍入り口。すでに緊張気味
メインの境内も人が少ない…
大伽藍。中には圧倒的な立体曼荼羅が…
つぎはいよいよ金剛峯寺の本堂へ

ランチは街中の「さんぼう」という精進料理の店へ。
肉魚を使わない懐石風豪華精進料理。ダシが効いててウマイ。
緊張で疲れたのでビールで気分をほぐず。

精進料理で有名な店らしい
見た目以上にうまい!

午後は霊宝館を見学。空海にまつわるありがたいものがいっぱい。

霊宝館の前には季節外れの紅葉が
弘法大師空海像

高野町は町全体がひとつのお寺とみなされていて
金剛峯寺を中心に街中に宿坊が点在し、日本中の参拝客を迎えている。
歩き疲れたころぼちぼち下山。おみやげに高野山太子堂で線香を購入。
俗界に降りて今日の宿ルートイン橋本へ。さあ宴会だー!

翌日は8時出発。再び高野山に上がって奥の院へ。
金剛峯寺から参道を2kmほど歩いて弘法大師御廟をお参り。
参道には武田信玄や上杉謙信、伊達政宗、織田信長、明智光秀などなど
歴史上の名だたる武将や、有名企業の供養塔が無数に建立されている。
墓地の中を歩いているようなものだが
いちばん心が洗われるスポット。

奥の院参道の入り口
参道はずっとこんな感じが続く
武田信玄の供養塔。向かいには上杉謙信の供養塔もある

835年。空海は62歳でここに入定し、現在も御廟で修行を続けている…
といわれており、毎日2回食事が運ばれる。御廟は写真撮影不可。
「俗界での悪行がすべて洗い流される」と、みなさん真剣にお参り。

この奥が弘法大師御廟。ここから撮影不可
弘法大師御廟に1日2回食事が運ばれる。その場に遭遇
供養の気持ちが集まったモニュメント

身も心もすっかりリセットし、身軽になったところで帰路に。

空港に向かう途中で新義真言宗本山の根来寺に寄り
境内に居を構え仏画を描いている牧宥恵画伯の工房へおじゃまする。
今回案内してもらった那古寺住職が懇意にしている画伯。
とても素敵な環境で創作しているのがうらやましい。

ゆったり広い根来寺境内
牧先生の工房
牧宥恵先生

関空までクルマを飛ばし、15:30発のANAで羽田へ。
上り便は乗車率(?)は50%くらいか。それでも申し訳ない気分。
羽田でそそくさとクルマに乗り換え、19:00帰宅。
これまでの疚しさをすっきり洗い流し、とりあえずプシュ〜!っと
打ち上げビールをいただいたイナゲでした。

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