あけましておめでとうございます。
今年は外出を自粛した分、余計正月太りしたような気がします。
サウナで代謝を上げて痩せやすい身体にするとしますか。
かるまる(池袋)
池袋東口に最強の施設が出来たと聞いて早速行ってみることに。
5種類の風呂と4種類のサウナ、4種類の水風呂というとんでもない前情報に
ワクワクしながら受付を済まし、いざ浴場へと足を踏み入れた。
さすが人気なだけあって人が多い。しかし設備が多いためうまい具合に分散されている。
メインの岩サウナは広くフル活用なら30〜40人は入れそうである。
入って数分で丁度オートロウリュの時間にあたり90℃ほどの部屋に蒸気が蔓延する。
ひしめき合う男共のうめき声をBGMに全身から大量の汗が滴り落ちる。さて出るか。
サンダートルネードと銘された水風呂は驚異の7.2℃。それがジェット水流で攪拌され、
温度の羽衣ができる暇もなくあまりの冷たさに1分と入っていられない。
階段を登った先に屋上の露天スペースがあり、たくさん設置されたデッキチェアで休憩。
都会の真ん中で自然と一体になる極上の感覚がたまらない。
続いてケロサウナへ。こちらはこじんまりした室内だが、薄暗く山小屋感が良い。
温度は70℃ぐらいの低めなのだがセルフロウリュ※ができ、室内にいたお兄さんが率先してやってくれた。※サウナストーンに水をかけて室内の湿度を上げること。
蒸気が満たされるとペパーミントの爽やかな香りとともにグッと体感温度が上がる。
その他にも1〜2人専用の蒸サウナ(熱かった!)や薪サウナ(行列が長く断念)などがあり、水風呂もサンダートルネード以外に少しぬるめのものや、水深1メートルの一人用水風呂など、まさにサウナのアミューズメントパークと言えよう。
1日かけて楽しみたいと思った。
黄金湯(錦糸町)
錦糸町で長く営業していた老舗銭湯が「銭湯改修プロジェクト」によりクラウドファンディングでデザイナーズ風に建て替えられ今年8月にリニューアルオープンさせた施設。
15時オープンに行くとお洒落な受付前にはすでに長蛇の列が。
程なくして受付でサウナ室利用の証であるリストバンドを着けて浴場へ。
古き良き開放感があり奥の扉がサウナ専用エリアとなっている。
身体を清め扉を開けると、ガラッとデザイナーズらしい無機質な半外の廊下になっており、
すでにサウナ待ちの列が出来ている。全裸状態で待つこと10分、やっと入室。
全ての壁に麦飯石を用いているためか独特なまろやかな匂い。
この日はサウナストーブの調子が悪かったらしく70℃前後でなかなか汗がかけない。
オートロウリュがサウナストーンに当たる蒸発音がとても心地よい。
20分ほどでようやく温まり、噂の水風呂へ。広くて深くておしゃれ。
17℃に冷えた水風呂はシンと静まりかえり神聖なものにすら感じる。
体の水滴を拭き外気浴スペースへ。とても銭湯とは思えない開放感。
サウナ→水風呂→外気浴の導線が完璧に計算し尽くされている。
ただ、待ちが長かったのとサウナが1時間オンリーで1セットしかできなかったのが心残りである。
銭湯サウナの底力を見た。
駒の湯(三軒茶屋)
三軒茶屋の老舗銭湯へと行ってみた。番台でサウナ利用を伝えると謎のフックをもらえる。
なんだこれ。とりあえずササっと準備して浴場にIN。
伝統文化と語るだけはある、親しみのあるこれぞ銭湯という内観。
風呂は江戸っ子仕様の熱めに設定。浸かるだけでもいい汗がかけそうだ。
そしていざサウナへ………、あら!サウナ室のドアノブがない!
しばらく考えたのち、先ほどのフックを思い出す。それをドアの穴に差し込み引っ張る。
あ…開いた…!後で調べるとサウナキーというもので、サウナ別料金の銭湯にはよくあるとのこと。初見殺しのルールである。知っておけばもう怖くない。
入室してみると中は狭く人に当たらずに入るのが一苦労。
85℃ほどでじんわりと温まれる。テレビはなくコテコテの演歌が流れる。渋い。
サウナ利用の客もだいぶ渋い方が多い。漫画を読んだり見た目が強面な方同士が雑談をしたり、銭湯コミュニティーの輪にお邪魔してる感がすごい。
良い汗が全身流れたところで、水風呂へ移動。キリッと冷たい16℃。いや、温度表示以下の数字のはず!非常に冷たい!
全身の毛穴がキュッと引き締められてから、休憩へ。ここは休憩場所は特に無いので、浴槽の縁で休憩。冷たい水風呂は抜群にととのいまっせ。
欲を言えば休憩場所を設けて欲しいのだが、主人の粋な計らいを随所に感じる銭湯だった。