アート巡回/2025年1月2月3月編

宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った

野菜や魚などをモチーフに、着物やレースなどの布をコラージュした作品たち。(場内撮影不可、写真はポスター)
布の素材や柄をそのものに見立てていて、ものを「見る」力に圧倒されました。
ポスターの白菜は、布の模様を葉脈に見立てています。ピッタリ!
それに合う布を探して切り貼りし、さらに縫い付けるという気が遠のきそうな作業量にも圧倒されました。。
そんな作品作りを心底楽しんでいる様子が「はりえ日記」からも伝わり、素敵な展覧会でした。

異端の奇才 ビアズリー展



およそ120年前の作品とは思えないような画風。
25歳で亡くなったビアズリー、諷刺画などの挿絵から雑誌やポスターなどのデザインまで、奇才っぷりが爆発しています。
仲の良くない友人をからかって絵に登場させるなど、性格の悪さも垣間見えて面白かったです。
こちらはまだ開催中、2025年5月11日(日)まで!

兼子真一個展 ゆめうつつ




春画で描かれた絡み合う手足、その関係性をモチーフにした作品たち。
「雲をつかむ」シリーズは、額縁に特殊な加工が施されていて、透かすと雲の部分が見える面白い仕掛け。
セメント、ガラス、樹脂で作られた立体は、心臓の形にも見えます。樹脂部分は経年変化により透明から黄金色へ。
見えないものを見ようとする人間の脳、想像力、本能、時間、などなど、目には見えないあれこれについて話が弾みました。
(現代で活躍される作家さんとは直接会話が出来る素晴らしさ!)

次回はどんな作品に出会えるでしょうか。楽しみです。

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ところで近頃周辺で話題のスズキジムニー(いつかもし自分が運転するならジムニーがいい!)
前回ブログに入れ忘れた画像をご紹介します。

「北北西に雲と往け(入江亜季)」の主人公、御山慧の愛車です。かっこいい!

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