身近で見られる美味しいきのこ-2

先月に続き、美味しいきのこのお話です、

身近で見られる美味しいきのこ第一弾はタマゴタケを紹介しました。
第二弾は和製ポルチーニ茸のヤマドリタケモドキです。
柄が太くてずんぐりとしたきのこで
童話に出てきそうな可愛らしい形の大型のきのこです。

日本でこのきのこの仲間では
亜寒帯(寒冷地や山など)の針葉樹林で発生するヤマドリタケが一番有名ですが、
温帯(自然公園など)の広葉樹林で発生するヤマドリタケモドキのほうが
断然、身近で見ることができるきのこです。
どちらも夏から秋にかけて発生するきのこで
香り豊かで柄はシャキシャキ、傘はとろりとした食感でとても美味しいきのこです。
※以前は両種ともヤマドリタケとされていましたが別品種であることがわかったそうです。
 

▲ヤマドリタケモドキは柄全体に網目模様があります。
 

▲こんな大きいのもあります。
 

▲こちらはヤマドリタケは柄の上部に網目模様があります。
どこか上品さがあります。
 

▲こちらはヤマドリタケそっくりで
発生場所も同じ針葉樹林のきのこのドクヤマドリ。
名前の通り毒キノコです。
最大の違いは柄がツルツルで
網目模様がないことで見分けられますが、
ヤマドリタケに見かけがそっくりで
発生場所も同じ針葉樹林のため注意が必要です。
猛毒のドクツルタケ同様に
とても美味しいそうなので始末に終えません。
 

▲同じポルチーニ茸の仲間で
温帯(自然公園など身近で見られる)の
広葉樹林で発生するムラサキヤマドリタケ。
名前の通り濃い紫色の非常に美しいきのこです。
個人的にはポルチーニ茸の仲間で見かけも味も
一番好きなきのこです。
 

▲こちらも同じポルチーニ茸の仲間で
温帯(自然公園など身近で見られる)の
広葉樹林で発生するアカヤマドリ。
こちらも美味しいきのことしては有名ですが
見かけは大型で美しいきのこですが
柄が非常に固くて味は今ひとつ好みではありませんでした。
調理方法に問題があったかもしれませんが・・・。
しかし最初に見たときはその大きさと美しさで感激しました。


▲アカヤマドリはデカいです。
 
以上身近で見られる美味しいきのこ-2でした。
 
オカムラ

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