目の前に断食を行なっている人がいると心が痛くなるとです。
森田です。
いよいよ夏も本番ですね。
先日人生初めての日射病にかかり、貴重な休日を1日家で安静にしました。
やはり加齢による体力の衰えを感じずにはいられません。
ラーメンでスタミナつけてこの夏も乗り切りましょう!
【144杯目】肉そば総本山神保町けいすけ(神保町)

神保町は白山通りにある有名店。何度かブログにも登場済み。
いつもは普通の「醤油」を頼むとこだが、今回は「背脂」で注文。
発券してから5分ほどで着丼。おぉ〜背脂がチャッチャされている。
底の見えない黒いスープに白い脂が浮く様は、闇夜に舞う雪のようである。
早速麺をリフト。スープを吸って黒く変色した多加水麺はモチモチ中太縮れ。
背脂からの甘みとプルンとした食感がまたラーメンの旨味を加速させる。
途中から生姜を溶かすとキリッとしたサッパリめの味わいに。
たっぷり盛られた肉がスープとマッチし、肉そばの名に恥じない主役を演じる。
唯一心残りだったのが、玉ねぎトッピングができることを忘れていたことだ。
背脂と玉ねぎの相性はいわずもがな最高なので、
この背脂ラーメンに入るとどのような化学変化が起きるか楽しみである。
最後はカレー粉を振りまいて味変を楽しみ完食。
【145杯目】まこと家(青物横丁)

家系好きなら一度は聞いたことがあるだろう名店中の名店。
数年前に免許の更新に鮫洲へ行ったついでに寄ったのだが、
その時はどちらかというとサッパリ系で、平塚の矢口家系の味だと記憶していた。
青物横丁駅から出て50mほど歩いたとこにあるちょっと薄汚い黄色い看板。
店に入ると食券機が無いのでとりあえず席につくことに。
家系では珍しい席から注文するタイプのようだ。
とりあえず「ラーメン」と「半ライス」を注文。夜11時ごろだったがほぼ満席。
しばらくしてラーメンの到着。待ってました。普通の家系と違ってほうれん草は無し。
まずはスープからいただきます。うわ!めっちゃめちゃ美味しい!
前回のようなサッパリ系かと思いきや、かなり濃厚まろやかで完成度がすごく高い。
経営方針を大きく変えたのだろうか、トロリとしたスープはバランスが最高。
麺は酒井製麺でもちろんモチモチ美味い。なによりチャーシュー!
トロットロなほど柔らかく仕上がっており、ご飯との相性は究極。
食べる箸を止められず一気に完飲してしまいそうなほど美味い。
ちょっと私の中のラーメンランキングがまた大きく動いてしまった。
【146杯目】すする まる弐(学芸大学)

友人の紹介で訪れた学芸大学のお店。1号店はつけ麺がメインらしいが、
この2号店では「肉辛ラーメン」なるものがオススメとのこと。
早速券売機で肉辛ラーメンを発券、5段階ある辛さはとりあえず真ん中の普通で注文。
提供された丼は魚介豚骨の香りが漂うほんのり赤いスープに、
もやし、刻みネギ、豚バラが盛られその下には中太ストレート麺が沈む。
まずはスープから、、、意外とあっさりめの豚骨のコクと魚介の香り、味噌のような甘みとピリっとした辛さが良い。ゴマの風味が爽やかでライスとの相性が抜群なスープだ。
三河屋製麺製の中太ストレートはつるんとしていて「すする」という店名に適した麺。
豚バラにも味噌やみりんのような甘みが加えられており、スープの辛さを緩和させる。
中盤からだいぶ辛さにも慣れてきたので、卓上のラー油を投入。
辛さと風味が一気に増し、明らかに旨味が次のステージへと変化する。
麺がなくなった後も、ほどよい辛さのスープはしばらく後を引く旨味がある。
若干の量の少なさと価格面には不満が残るものの、芯から温まる一杯だった。
【147杯目】めん和正(三軒茶屋)

三軒茶屋界隈では最も有名な店。いつも並んでいたので躊躇していた。
たまたま店の前を通ると店の外で待っているのは一人のみ。腹は鳴っている。
迷わず並ぶことに。しばらくして店内に案内される。
清潔感のあるカウンターと、ジャズが流れる様はまるでバーにいるかのよう。
メニューは「中華麺」と「つけ麺」のみのシンプルなもので潔い。
「中華麺」中盛(1.5玉)と味玉をトッピングして注文。
厨房内を眺めると、店主が非常に丁寧に一杯一杯丹精を込めて作っている。
まず器を湯気で温めてから、そのあと茹で汁を入れて器をアツアツの状態にしておく。
麺の湯切りも時間をかけてしっかりと切る。全てのラーメンをより均一に最高の美味しさを提供できるようにという、惜しみない労力をかけていて驚いた。
10分ほどの時間はかかったが、着丼された一杯は見た目からもパーフェクトである。
魚介の出汁が効いた醤油ベースのスープは、見た目よりサラリとしており、
優しさの中に煮干しの奥行きを感じる上質な美味いスープだ。
油の膜が張っているためだいぶ時間が経ってもアツアツな配慮も嬉しい。
加水率の高いウェーブのかかった麺は歯ごたえがしっかりとし、スープとよく絡む。
味玉は黄身中央がとろりとした絶妙な茹で加減。チャーシューも申し分ない。
奇抜なアイディアや唯一無二な個性はないが、丁寧であるという最も大事な部分を惜しみなく注いだ、本当に素晴らしい名店中の名店だった。
【148杯目】関越ラーメン 仙龍(東所沢)

夜中のドライブ中にフラッと訪店。なかなかの有名店とのこと。
店に入り席に着き値段表を見ると、ラーメンこそ700円だが、それ以外が結構高い。
ネギホルモンチャーシュー麺にするとまさかの2,000円超え。
たくさん入ったネギがお勧めとのことなので謙虚にネギラーメンを注文。
すると「やめたほうがいいすよ、おすすめしません」とのこれまたまさかの回答。
どうやら尋常じゃない量のネギが入っているらしく、ラーメンのネギトッピングで注文。
セルフサービスの水を汲みに行くと、コップがどこかで見た気が…。
おい、これワンカップの空き瓶じゃねえかと心の中でツッコんでしまうが気にしたら負け。
さすがネギをたくさん使っている店なので、店内の空気がネギの少し目にしみる。
よく見たら厨房奥の60代ぐらいの店主が一番辛そうに涙していた。慣れていないのか。
出てきたラーメンは、確かにネギがこれでもかと盛られ、ネギラーメンにしていたらと思うとゾッとする。どうやらネギラーメンにすると4本分盛られ常連じゃないとダメらしい。
サッパリと優しい無化調の醤油ベースのスープに背脂チャッチャで食べ応えもあり。
チャーシューはちょい固め。途中からネギの辛みで口全体が麻痺してくる。
ホスピタリティには多少かけるがチャレンジしてみたい方にはおすすめだ。
【149杯目】原来酒家(神保町)

神保町交差点から靖国方面へ5分ほど歩いて左側にある店。
中華料理のお店なので普通のメニューも揃っているが、
ここにきたらやはり人気メニューである麻婆麺で間違いないだろう。
黒い石鍋の中にグツグツ煮える麻婆豆腐。その下には麺が待ち構える。
なんとも熱そうなビジュアルの通り、激アツなのでフーフー冷まして食べる。
まろやかなひき肉の旨味と豆腐のなめらかな食感、ほどよい辛さで麻婆豆腐一品と考えてもかなり美味い。それら麻婆餡が麺と絡み新たな旨味を演出する。
猫舌の方は大きめのレンゲを使って食べるとベストだろう。
多少辛さはややマイルドめなので、刺激を求める方は卓上にあるスパイス・ラー油で
辛さをアップするのがおすすめだ。刺激で鼻水が止まらなくなること必至であろう。
麻婆カレー麺やチーズトッピング、汁なしなどまだまだ気になるメニューもたくさんあったのでいずれ挑戦してみたい。
【150杯目】百麺(上町)

世田谷区上町にある家系の名店といえばここ百麵(ぱいめん)だ。
久々の訪店だが、相変わらず店内はひどい獣の匂いがする。これこれ!
ラーメン(太麺)+海苔トッピングとネギご飯を注文。ここはデフォルトでかなり硬めの麺の設定だったので、オール普通でオーダー。
先にネギご飯が提供。ご飯にふんだんに盛られたネギの上にほぐし肉が乗る。
つづいておまちかねラーメンの登場。
淡い色のスープにピンクのチャーシューが映える。
海苔トッピングして小さめが4枚だったのはちょっとがっかり。
スープに海苔を全て沈めてから麺をすする、クゥーー美味い!
鶏油の香りがふわっとしながらも、スープ全体が締まった味わい。
麺もツルツルながら噛み応え十分でズバズバすすってしまう。
ネギご飯のほぐし肉は甘じょっぱい味付けでネギご飯単体で十分美味い。
多少ラーメンスープと甘い味付けが喧嘩してしまっている感はあったものの、それでも平らげてしまえば満足満足。1,000円でできる最高の贅沢とはこのことだ。
【151杯目】ペヤング超超超大盛りGIGAMAX


無類のペヤング好きなら一度はチャレンジしたいまるか食品最強のモンスター。
話題性を常に考えて、新製品を次々と出すここ最近のまるか食品のスタンスは、
一体次はどんなのが来るのかという好奇心が刺激されて好きだ。
このペヤング超超超大盛りGIGAMAX、見てわかる通り2,142kcalというとんでもないカロリー量。健康志向の現代に対するアンチテーゼにすら感じる。
使用するお湯の量は1.3リットル。かやくもソースもでかい。
待つこと3分、お湯を切るため持ち上げるも、すごい重たさで笑ってしまう。
ソースをかき混ぜるのも箸が折れないか心配になる程重い。食べ切る自信が削がれる。
とりあえず一口ズバスバっといってみる、うん、やっぱうまい!チープながらも王道。
一気にかきこみ約5分で半分まで食べる。いいペースだ!と思った矢先。
麺を吸引する筋肉が疲れてきた。そして味の変化もないのでだいぶ飽きてくる。
味覚を一回シャットダウンし、そのままガンガンすする。7割まで来たときに体に変化が。
胃が一杯でお茶以外入らない。箸が止まる。休憩を入れながら少しずつ進める。
戦闘開始からおよそ30分、なんとか完食。恐ろしい相手であった。
やはりどのような好きな食べ物も、ほどほどが一番ということを思い知った。