ひゃくえむ。

「チ。-地球の運動について-」の作者、魚豊のデビュー作。

 

生まれつき足が速い少年トガシと、現実から逃れるために必死に走る小宮。

それぞれの生き様・友情を中心に、スポーツの理想と現実、理性と本能がぶつかり合う人間ドラマが展開される。

 

松坂桃李、染谷将太主演の劇場版も公開されているが、まずは新装版(ジョウ/ゲ)から。

 

 

義母の病院の待ち時間にちょうどよいと軽い気持ちで読み始めたが、

あっという間にジョウ/ゲともに読了。

これ以上ない程にシンプルなのに、強く惹きつけられる。

 

陸上競技の「100メートル走」というテーマも珍しいが、

そこには“10秒の世界”に凝縮された人生観があり、なにより物語として面白い。

 

映画コメンテーターのKAZUMIおすすめ作品。

 

W.T

 

 

+2

深宇宙展〜人類はどこへ向かうのか〜

近ごろ娘が博物館や美術館に興味を持ちはじめ、訪れる機会が増えてきた。

お土産目当てでもあるのだが、親としてはうれしい限り。

 

今回は友人の勧めとポスタービジュアルに惹かれ、

お台場の日本科学未来館で開催されている深宇宙展へ足を運んだ。

 

本展は全4章からなる構成で、ロケットから始まる宇宙開発、月や火星への探査、そしてその先にある銀河系の彼方へ──。

科学の進歩が切り拓いた宇宙の世界を、実物・模型・映像・体験型展示で体感できる。

 

まず目に入るのは日本の民間人で初めてISSへ滞在した前澤氏が搭乗したロシアの有人宇宙機「ソユーズ」の帰還モジュール実機。

この狭い中に3名が搭乗する。

あいにく搭乗体験は事前に中止のアナウンスがあり残念ではあったが、

実物を間近で見られるのは貴重。

大気圏突入で焼け焦げ黒くなった機体が壮絶さを物語る。

 

前澤氏が着用した実際の宇宙服

 

次にアポロ計画からおよそ半世紀ぶりとなる有人月面探査「アルテミス計画」で実際に使用される最先端技術に触れる。

有人与圧ローバー(月面探査車)は日本が開発を行い、宇宙飛行士が宇宙服を着ずに車内で約1か月生活しながら月面探査を行うことができるそう。

(フロント部分にはTOYOTAの文字が)

次世代の月面探査を象徴する存在で、実物大模型の展示は世界初公開。

 

火星圏探査のコーナーでは、

壁面と床面を繋いだ大型ビジョンで実際の火星探査機が捉えた最新のデータを使用した迫力の映像体験で火星探査気分が味わえる。

そして2026年の打ち上げが迫る、火星の衛星フォボスからサンプルを持ち帰る世界初の挑戦

「JAXA火星衛星探査計画「MMX(Martian Moons eXploration)」探査機の1/2模型展示も。

 

最後にタイトルにもある深宇宙のコーナーへ。

深宇宙(しんうちゅう)とは、地球から200 万キロメートル以上離れた遠方の宇宙空間を指し、特に太陽系や銀河系の外など、観測が困難な天体や領域を意味する。

 

そこには「はやぶさ」によって世界で初めて小惑星から持ち帰られたイトカワの粒子と、

「はやぶさ2」によって水の存在が確認されたリュウグウの粒子が展示されており、顕微鏡で貴重な粒子を直接見ることができた。

その一つ一つが日本の宇宙探査技術の結晶であり太陽系の謎を解く鍵となる。

 

最後に深宇宙の神秘と未解明の謎に迫るエピローグムービーで締めくくり。

人類が宇宙を目指す挑戦の歴史と現在の最新技術を知る機会になったと同時に、近年の民間企業参入もあり

自分がこどもだった頃に比べて宇宙がずっと身近になったことを実感した。

 

これから娘の世代では、映画で描かれるような宇宙の世界がどこまで現実になるのか楽しみに想いつつ、会場を後にした。

W.T

 

+4

なぜ働いていると本が読めなくなるのか

先日、ふらっと立ち寄った本屋にて。

娘は絵本や付録つきの小学◯年生的なコーナー、

奥さんは自己啓発本(苦笑)、

自分はなんの気なしに新刊小説を眺めていた。

 

そこでふと、しばらく本を読んでいないことに気づいた。

以前何かで目にした「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」を思い出す。

 

【理由その1】脳が疲れているから

→読書をするだけの想像力(頭や心)に余裕がない

 

【理由その2】多くのことを求めすぎる

→本から何かを学び、得ようとしなければという謎のプレッシャー

 

【理由その3】手軽な動画などのコンテンツがあるから

→YouTube等はサジェスト効果もあり簡単で際限がない

 

全て自分にも当てはまる。

“読書は心の栄養”とも言われるからと気楽に考え、

早速1冊購入してみた。

もともとミステリ好きなこともあり、

まんまとその世界に引き込まれ数日で読了。

 

久しぶりに読書の愉しさに触れた気がする。

これからせめて月に1冊程度は、と心がけたい。

 

W.T

 

+9

念願のコースデビュー!

ついにこの日がやってきた。

ゴルフ部の御三方とともに、コースデビューを迎える千葉市民ゴルフ場へ。

練習場併設のミニコースしか経験のない自分にとっては、

ハーフ(9H)といっても大きな一歩。

 

初心者連れを考慮し、フラットでコース幅も広いハーフのゴルフ場で練習してから回るプランを選んでいただき感謝しきり。(コースは片山晋呉プロ監修)

練習場も併設されており、ラウンド前にアプローチやパットの練習ができるので緊張も多少ほぐれる。

 

しっかり指導していただき、昼食を挟んでいざ! コースへ!

 

 

 

 

 

 

 

緊張のなか迎えた1Hティーショット

若干曲がりはしたがまずまずのスタート、そして大きく叩かずになんとかホールアウト。

 

そして2H目、ティーショットでOB「初ファー!!」

これがあるから恐ろしい。。

 

以降はなんとか立て直し、まずまず順調にラウンドを進めるも、みなさんさすがの腕前なのでついていくのに必死すぎてスコアもまともにカウントできず。

(写真を撮る余裕もほぼない)

そしてあっという間にラウンドも終盤。

 

 

 

 

 

 

無事ホールアウト。

コースデビューにしては自分でも上出来、総じて楽しくプレイできて沼にハマりましたw

初心者がプレイしやすい雰囲気をつくっていただいた御三方に感謝です

 

帰宅後、奥さんの第一声が「どうだった!? ボール何個無くした??」

幸いなことに今回ロストボールはありません!

またよろしくお願いします!

W.T

 

 

+7

佐倉の秋祭り

我が佐倉で毎年秋に行われる、

300年余りの歴史を持ち3日間開催で約20万人超が訪れる地元では有名なお祭り。

目玉は城下町の面影を残す通り沿いを練り歩く20基近くの山車や神輿。

中でも珍しいのは山車の頂上に天から降りてくる神様の目印となる人形があること。

 

 

江戸の名工の手によるものらしく、なんと山車の高さを変えられるカラクリも備ている。

このカラクリ、江戸時代の「天下祭」で神田神社・日枝神社の祭礼中、

江戸城内まで行列が運行するため、城門をくぐる必要があったので考案されたのだとか。

その天下祭で使われていたものを佐倉新町が明治期に購入、

現代に受け継がれ、今では電線や看板をくぐる際に上げ下げしている。

 

 

日も落ち提灯が輝く頃、祭りも熱を帯びてくる。

狭い通りを山車がギリギリですれ違う様は迫力満点。

 

女子が掛け声「エッサのコラさのエッサっさー!」と声を張り上げる姿が勇ましい!

 

 

初めて山車を見る娘も、

恥ずかしいのか控えめの「エッサのコラさのエッサっさー(声小)」

愛おしい。

 

初めて娘を連れて夜まで祭りを堪能し、充実感満載。

帰り道はひたすらおんぶとなったことは言うまでもない。

 

W.T

+8

富士を望む

9月の連休を利用し、久々に富士山周辺を巡った。

台風接近に伴い天候が危ぶまれたので、

早速今回の旅のメインである霊峰富士へ向かう。

 

この時期は閉山しているので混雑もそこまでではなく、

ゆっくり景色を楽しめた。

 

初日の宿へ向かうべく、御殿場方面へ車を進める。

 

 

道中、例のローソンを横目にしながら御殿場市街へ。

富士山は少し離れて見た方が、景観としてその雄大さを感じることができる。

宿に到着したら足湯に浸かりつつ夕涼み。

 

夕食で英気を養い、明日に備え早めに就寝。

 

(夕食は沢山歩いたので多分カロリーゼロ)

 

 

2日目は河口湖方面へ。

が、到着するも娘が全く河口湖に興味を示さない上に

長蛇のロープウェイに不機嫌全開。ここは諦め宝石博物館へ向かう。

正直期待していなかったのだが、珍しい宝石&鉱石がずらりと並び、

暫し時間を忘れて見入ってしまった。一見の価値あり。

(LotRでエルフが「力の指輪を人間に渡すな、堕落する」と言ったことに少し納得 ※特に赤い宝石)

 

 

 

客室から富士を望み、旅も締めくくり。

 

天候もなんとか持ち堪えてくれ、良い連休となった。

常に視界のどこかにあった富士山が次第に見えなくなることに少し寂しさを感じつつ、

家路についた。

 

W.T

 

+7

愛犬きな子、両前足骨折。

「まさか」は突然やってくる。

いつもどおり奥さんと娘が愛犬きな子と散歩に出かけたのも束の間、
すぐに慌てて帰ってきた。

奥さん「ヤバい、きな子骨折したかも(汗)」
娘「前足がぷらぷらしてる(泣)」

慌てて動物病院へ。

先生「両前足骨折です。すぐに手術ですね」



手術は無事成功、インプラントで骨がくっつくまでの2か月間は我慢の日々。



どうやら娘がリードを握っていたこともあり、
普段なら絶対に尻込みする高さから
テンション爆上げの愛犬きな子はジャンプしてしまったらしい。



小型犬はソファやベッドくらいの高さからでもジャンプ注意、と分かってはいたけれど。。まさか。
家族みんなで危険性を再認識。痛い思いをさせてごめんね(泣)

また元気に遊べるようになるまで一緒にがんばろう!



W.T

+7

MY NEW GEAR

ここ最近、ずっと探していた黒のファイアーバード。
出会ってしまったのだから仕方がない。

お迎えしました。
(まだバレてないはず)

良い音します!

W.T

+7

スニーカー熱、再燃

最近また思い出したようにスニーカー熱が再燃。

特にジョーダンシリーズ。

先日もジョーダン11レトロ(”グラティテュード”)に手を出してしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近頃の価格上昇に慄きながらも、昔買えなかったり、

手放してしまったものをゆっくり(こっそり)収集し直していたりする。

娘から「パパこの靴、履かないの?」と投げかけられる、

至極当然の疑問をはぐらかしながら。

W.T

+8

5歳からの哲学

哲学とは。

 

大きな括りでは、「社会」や「倫理」、「美しさ」や「心」といった、古くから人間が考え続けてきた普遍的な問い (「なぜ生きるのか」「存在とは何か)」を探究する学問。

 

小難しいことはさておき、本書は以前から気になっていた哲学というジャンルを、子どもと一緒に学べるということで手にとった。

 

【例】どういうことを公平って言うの?

こぐまのピクニックのお話———————————-

こぐまとりすはピクニックに行きました。

こぐまはお腹が空いたので、自分が持っていたブドウ を一緒に食べようと、半分をりすに分けてあげます。

しかしりすは今お腹が空いていないので、「後で食べるよ」と、もらったブドウ をとっておくことにしました。

しばらくして、こぐまはまたお腹が空いてしまい、ブドウを食べようとしましたが、りすにあげてしまったので、もうありません。

そこでこぐまは、「さっきあげたブドウ を分けてよ 」とりすに持ちかけます。しかしりすは、「ぼくはいまお腹が空いているし、これはぼくがもらったブドウ だから、全部ぼくが食べる!」と分けてくれませんでした。

——————————————————————

 

・こぐまは、一度あげたブドウ を返してって言うのはおかしい?

・りすはもらったブドウ なのに、分けないのはずるい?

 

現実に置き換えると、大人でもはっとするような場面がある。

 

あーだこーだ言いながら6歳の娘と一緒に考えてみるのが、結構楽しかったりする。

 

機会があればぜひ。

+6