サウナへ行こう(三ノ輪編)

改栄湯(三ノ輪)

「下町のラグジュアリー銭湯」をコンセプトに2020年リニューアルした改栄湯。

三ノ輪の駅から徒歩3分、銭湯ならではの煙突が目印。

入湯料550円+サウナ利用700円+タオルセット150円を支払い、サウナ利用者のリストバンドを巻く。

浴室内は銭湯ならではの古臭さはなく、おしゃれでスタイリッシュな作り。

銭湯の規模感ながら、シルキー露天風呂、高濃度炭酸泉、露天水風呂など充実した内容。

まずは体を清めようとカランに行くと、水が高純度の軟水でめっちゃトロトロ。

化粧水のような刺激も少ない肌触りでお肌に嬉しい「美人の湯」。

まずは露天スペースに設置されたサウナへ。2重扉で熱を逃さないように工夫されている。

室内は2段造りでそこまで広いわけでもないが、銭湯サウナ独自の狭苦しさは特に感じない。

100℃のアツアツのストロングスタイルで20分毎のオートロウリュがかなり強烈。

5分ほどで充分に蒸されたらすぐ横の露天水風呂へ。

15℃の超軟水はとろけるような滑らかさで、柔らかく包まれる感覚。

かつバイブラが効いているので冷たさはしっかり感じる。

しっかりかけ水をすれば頭から潜って良いとのことなので、全身で超軟水を堪能する。

サウナ利用者が利用できるととのいスペースは、デッキチェア5 脚で銭湯とは思えないほど充実。

壁掛けのヴィヒタの香りを天井付近に設置された扇風機が運んできてくれる。

パーフェクトな外気浴スペースで瞑想状態することにより涅槃の境地へ誘われる。南無。

2セット目に偶然ほうじ茶ロウリュを体験でき、香りと熱のダブルパンチで完全ノックアウト。

露天のシルキーバスは超微細粒気泡を含んだ軟水が包んでくれる新感覚な心地よさ。

高濃度炭酸泉も泡の浸透率も高く化粧水のような肌触りでお肌がトゥルトゥルに。

特筆すべきは脱衣所のドライヤーが全てReFaの新型を取り入れておりその気配りが嬉しい。

ミニマムな敷地内で最大限のパフォーマンスを提供する改栄湯に感動を禁じ得ない。

ラグジュアリー銭湯の名に恥じない贅沢で上質な空間だった。

+2

サウナへ行こう(川崎編)

saunahouse(川崎)

 

 

川崎の複合商業施設ラチッタデッラに今年1月にオープンした新施設。

5つのサウナと4つの水風呂というサウナーに特化した都市型サウナである。

土日祝日は3,450円と少々お高め。空前のサウナブーム後に出来た施設に期待に胸が膨らむ。

施設内全体がデザインされたおしゃれな作り。老舗の風合いも好きだがこういう洗練された無機質さも良い。

出来たばかりなのもあるが、どこも清掃が行き届いた清潔感があり居心地がいい。

まずは「SAUNA1」と銘打ったサウナへ。緑と赤の2色のネオンが幻想的なコントラストを描いている。

室内は90℃前後で湿度も良い。しばらくしたところでオートロウリュでカンカンに。

10分ほど汗をかいたところで17℃の水風呂へ。地下水汲み上げらしく肌触りが良い。

1階下に下ったところに外気浴のできる「VERANDA」というエリアへ。

室内ではあるが外気を取り込んでおり抜群のコンディションで整える。

続いて「SAUNA3」の部屋へ。基本的にはこの施設、浴室では会話厳禁なのだがこのサウナだけは会話OK。

広い部屋に高低差のある段差がところどころにあり、開放的で自由なサウナである。

室内は60℃前後でゆっくり汗をかきながら会話するのに最適な空間だろう。

続いて入った「SAUNA5」の部屋は一番コンパクトながら、セルフロウリュが楽しめる。

木材の宝石と呼ばれるケロ材を贅沢に使用し、室内温度はおよそ95℃。

部屋自体が狭いのでロウリュをするとグンと室温が上がりかなりの熱々設定に。

じっくり蒸されたら階を下った10℃の水風呂でシャキッと開いた毛穴を締める。

そのまま潜水もできる22℃のプールで冷冷交代浴を楽しむのもこの施設ならでは。

座るところにも困らない数のラウンジチェアにもたれて外気浴すれば、恍惚で至福なひと時。

その他にも室外に設置されたカウントメーターが0になったらスコールが降り注ぐミストサウナや、

真っ赤なライティングと重厚な音楽により視覚と聴覚で新体験を追求するサウナなど、

「シン・都市型サウナ」の二つ名に偽りなしの充実した施設だった。

雑多な川崎の喧騒の中でホッとできる癒しを求めたい時に利用するのはアリだ。

+9

サウナへ行こう(錦糸町編)

スパ&カプセル ニューウイング(錦糸町)

 

錦糸町の老舗の男性専用有名施設。青い暖簾をくぐり入館。

受付で2,600円を支払い館内着・タオルセットを受け取る。

浴室には温かい浴槽とジャグジー、水風呂の横に冷水ミニプールとサウナが3種類。

サウナに特化したラインナップである。

まずは広めのサウナ室、「ボナサウナ」へ。温度85〜95℃で湿度もほどよいコンディション。

絶妙な湿度コントロールによって、ストレスなく快適なサ室はさすがの一言につきる。

十分に蒸されたら、汗を洗い流し冷水プールにIN。

しっかり汗を流したら潜水もOKとのことなので、頭までキンキンに冷やす。

15℃ほどの水温で、身も引き締まる感覚がいい感じ。

休憩は内風呂内のととのい椅子で。扇風機が回っており、快適な風がやさしい。

2セット目には「カラカラサウナ」に入ってみる。110℃ほどで焼け付く温度であるが、

息苦しさはなくヒリヒリ感はない。計算され尽くしている。

水風呂で粗熱をとったらすぐ横の水風呂で冷冷交代浴を楽しむ。

20℃ほどだが、冷水プールに入った後は温かく感じるので、ほどよいまろやかさ。

3セット目には「テルマーレ改」と名のついたサウナへ。

扉のところには「スナックよしだ」と書かれており、吉田館長の遊び心を感じる。

暗い室内はこぢんまりしており温度は80℃で低め。セルフロウリュが楽しめる。

サウナストーンにアロマ水をかけると癒しの蒸気が部屋を満たし、

うちわで仰ぐことで自分好みの温度にカスタマイズできる。

しばらくサウナを楽しんだら館内着に着替え館内を探検。

食事、休憩スペースはもちろんスーパーファミコンが楽しめたり、

仮眠室では2段ベッドで仮眠できたりと風呂以外も充実している。

ご飯も美味しいとの話なので、次はぜひ腹を減らして行こうと思えた。

+9

サウナへ行こう(上野編)

北欧(上野)

サウナーの聖地、名店中の名店の上野の北欧にお邪魔した。

完全予約制なので数日前にオンラインで予約しての訪店。

上野駅から徒歩1分の真っ赤なビルのエレベーターを昇り、受付で3時間パック2,200円の精算を済ませロッカーへ。

館内着に着替え7階の浴室へ。ドラマ「サ道」でも見慣れた光景が広がる。

身体を清めまずは第1サウナ室に入室。薄暗く石壁のタイルが美しい完成されたサウナ室。

100℃超えだが湿度が心地よく、息苦しさを感じない。聖地たる所以。

じっくり10分蒸されると玉のような汗が身体を走る。

水風呂は15℃前後のキンキンなコンディション。

ぬるすぎず冷たすぎずでちょうど良い水温。

1分きっちり締めたところで露天スペースに移動。

中央に大きな浴槽(トゴールの湯)とそこを囲うようにデッキチェア、寝転べる椅子が設置されている。

空いていた椅子に腰掛けると、都心のど真ん中であることを忘れさせる清涼な風が吹き抜ける。

初っ端の1セット目でギンギンに整える聖地の底力、恐れ入りました。

2セット目は90℃前後の第2サウナ室へ。第1サウナ室に比べコンパクトな造り。

柔らかな熱が静かな室内に染み渡り、ジワジワと汗を吹き出させる。

心ゆくまでサウナを堪能したら館内着に着替え5階レストランへ。

サウナだけではなく、北欧は食事も美味いとのこと。

テーブルにつきオロポと名物である北欧特製カレーを注文。

コクのあるスパイスの効いたカレーがサウナ後の胃に染み渡る。

燻製オイルをかければスモーキーでキャンプ感のあるカレーに早替わり。

舌でもしっかり楽しませてくれるサウナーの聖地、再訪は近い。

+9

サウナへ行こう(鶴見編)

RAKU SPA鶴見(鶴見)

 

 

以前行った神田のRAKU SPAではあまりゆったりと入れる感じではなくて、鶴見のここはあまり期待をせずに訪問。

川崎駅から無料シャトルバスに乗り15分ほどで辿り着くと、神田店とは規模の全く違うコストコほどの巨大な店構え。

受付で入館料2,200円を支払い、4階の大浴場に足を踏み入れると神田とは比べ物にならない充実した内容。

内湯、露天合わせて10種類近くもの浴槽があり、どれから入ろうか迷う。

体を清めまずは内湯の炭酸泉へ。38℃前後の少しぬるめのお湯だが炭酸効果でじわじわあったかくなってくる。

日々の疲れで滞っている全身の血流が解放されていくような感覚がたまらない。

続いて本丸、サウナへ入室。5〜6段ほどの段差があるタワー型で中は広め。

下段80℃から上段100℃ほどで場所によってお好みの温度を選べるようになっている。

サウナストーブは遠赤外線とIKIストーブのダブル熱源。

10分おきにオートロウリュが起動し、送風機による熱波で湿度と温度をしっかり上げてくれる。

汗をたっぷりかいたらサ室を出てすぐの炭酸水風呂【清凛の水】へIN。

水温15℃ほどでキンキンな上に、珍しい炭酸成分の入った水風呂なので体中にピリピリ感がある。

水風呂を上がってからも炭酸の効果なのかジワジワとする体感を楽しめた。

露天スペースには所々にととのい用の椅子があり、たまたま空いたインフィニティチェアに滑り込む。

鶴見川の風が吹き抜け、心地よいまどろみと共に涅槃の境地に。

その後様々な浴槽を楽しんだのち、館内着に着替え食事処へ移動。

受付に整理券があり、食事処入場まで60分ほど待つことになったので結果もう1セット楽しむ。

食事処はファミリー層で賑わっており、あまりゆっくりという感じではなかったのでサーモンユッケ丼をチョイス。

肉厚サーモンにピリ辛風味のタレが絶妙で美味かった。

リラクゼーションスペースは明るくそこまで寝れる環境ではなかったが、

眼前の窓の向こうの鶴見川に沈む夕日を見ながらゆったりと黄昏時を楽しむことができた。

岩盤浴も充実している上に、敷地内でテラスバーベキューを楽しめるとのこと。

丸1日いても遊び尽くせない銭湯のテーマパークなのだと感じた。

+9

サウナへ行こう(新小岩編)

東京天然温泉 古代の湯(新小岩)

新小岩駅前からシャトルバスに乗り10分ほどで行ける巨大温浴施設。

昭和レトロなネオンサインの大きな看板が待ち受ける。

入館料は2,680円とちょっと高め設定だがシャトルバス内に置いてあるクーポン券を使うと550円引きにできる。

何度か利用したことがあるのだが、ここの大きな特徴は「大きな施設なのになぜか人が少ない」ことである。

超巨大な更衣室はガラガラで快適。浴室に入ると巨大な浴槽の向こうに一面窓があり大きな露天スペースが覗く。

体を清めてまずは中温サウナに。中温といいながら85℃としっかり温度があり、室内は暗く静か。

いつ行ってもほぼ貸し切り状態なのでサウナと心ゆくまで向き合える。

都内でもここまで他人に左右されずに済む施設はここだけなのではないだろうか。

水風呂は洞窟のような作りになっており、約15℃としっかり粗熱をとることができる。

露天スペースは天然温泉が三段階の岩風呂。その脇に置かれたととのい椅子で休憩。

多幸感に溢れる空を見上げながら爽やかな風に身を委ねる。

塩分のある温泉で身体をじっくり温めた後は「高温サウナ」へ入室。

100℃近い室内はヒリヒリとしたかなりの灼熱。テレビの音量が大きめで高齢者層の利用が多いことが窺える。

部屋の中央に大きな土管みたいなストーブと座面背後に隠された大きなストーブの昭和ストロングスタイルだ。

大量の汗が噴き出た後は水風呂で冷まし、浴室内のリクライニングチェアに横たわる。

天井のダクト風が優しい風を生んでいて上質でラグジュアリーなひとときが訪れる。

一通りお風呂を楽しんだら3階の中華レストラン「宝」へ。

ネットでも本場の中華料理店に引けをとらないとの噂通り、何を注文してもしっかりと美味しい。

リラックススペースにはリクライニングチェアがたくさんあるのだが、今回行った時には簡易ベッドまで新規に設置。

風呂あがりの雑魚寝には贅沢すぎるベッドの存在に感涙。

4階の大宴会場では月何回か14時と18時に歌謡ショーも開催されてエンタメ性も最高。

昭和感のある年季の入った施設だが、進化の手を止めない革新の姿勢に平伏するばかりである。

+7

サウナへ行こう(新宿編)

新宿天然温泉 テルマー湯(新宿)

新宿歌舞伎町の中心地から少し外れたゴールデン街のすぐ隣にある温浴施設。

入館料は土日3,000円という決して安くはない設定だが、立地やアクセスの良さを考えると納得だろう。

入館してフロントで受付をし、1階の更衣室で館内着に着替え2階の浴室フロアへ。

浴室は土地柄ごちゃついたのを想像していたのだが、落ち着きのある清潔な印象。

新宿の喧騒を微塵も感じさせないまさに都会の中のオアシス。

サウナ室は約90℃、広めの3段で湿度も程よい。天井が高めなので体感温度はそんなに高くない。

時折オートロウリュがありグッと体感温度が引き上げられ心地よい汗がかける。

サ室を出て水風呂へ向かう。唐辛子のエキスが入った水風呂は17℃。

カプサイシンの効果でキリッとした締め具合がその後の良いととのいを期待させる。

露天スペースにはデッキチェア2脚、ととのい椅子が6脚で微風を演出する扇風機が置かれている。

ととのい椅子に腰掛けて目をつぶれば、新宿歌舞伎町にいるのが嘘のような穏やかな時間が訪れる。

客層はコアが20〜30代と若めでそれぞれに施設を楽しんでいる姿が好感を持てた。

広い炭酸泉がはいつまでも入っていられる居心地の良さがありお気に入りに追加された。

風呂から上がり休憩しようとB2のリラックスラウンジへ移動。

テレビ付きのフルリクライニングシートで横になるといつの間にか心地よいまどろみが。

ここは3階の女性限定のラウンジスペースもあるので女性一人でも安心して過ごせるだろう。

お腹が空いたので食事処へ移動し、カレーうどんを注文。

大きな器で提供される食事はボリュームがあり心もお腹も満たされる。

新宿でポッと時間が空いた時にも、一日ゆっくりしたい時にも、

どちらでも都合によって利用できるアクセスの良さと満足感を得られる施設だ。

+11

サウナへ行こう(豊島園編)

庭の湯(豊島園)

豊島園駅から徒歩約2分、旧豊島園のすぐ近くにある庭の湯。

今はリニューアルしてかなり変わったとのことだが今回リニューアル前の感想である。

入館料は土日祝だと2,970円。バーデゾーンという水着なら男女でも入れるゾーンもあるため水着もレンタル(500円)。

まずは男性の温浴ゾーンから。庭の湯の名前の如く日本庭園と露天風呂の遠く旅行に来たような開放感。

サウナと水風呂のエリアはその他の浴槽から隔離された作りとなっており、なんともラグジュアリーな気分に。

サウナ室は比較的暗めで落ち着いた雰囲気。上段で90℃の居心地良いちょうどいい設定。

サ室出てすぐ横の水風呂は16℃。シャッキリ癒される感じで気持ちいい。

休憩は露天スペースのデッキチェアで。吹き抜ける風と差し込む太陽光でととのい効果は抜群。

続いて水着に着替えバーデゾーンへ。どでかい円形の温水プールがローマのテルマエ感を醸し出す。

そこをスルーし庭園エリアの屋外フィンランドサウナへ入室。広い作りで男女が思い思いの体勢でサウナを楽しんでいる。

温度はそこまで高くなく80℃ほど。窓からは日本庭園が見えて森の中の小屋に来ているみたい。

じっくり蒸されたのち、サウナ小屋のすぐ横にあるレインシャワーで汗を流す。

水着姿で日本庭園の中を探索でき、その中のベンチで休憩。これはすごい開放感。

自然の中の木漏れ日が極上の癒しへと誘う。

冷めた身体を露天スペースのジャグジーで温め再び男性温浴ゾーンへ。

テルマリウムサウナは60℃前後のミストを楽しむサウナ。ゆっくりできて落ち着く。

全体的にどこも高品質で比較的高めの値段も納得の大満足な施設だった。

ハリーポッターの魔法の世界観の近くにもこんな魔法のような場所があるのだと思えた。

+9

サウナへ行こう(武蔵小山編)

清水湯(武蔵小山)

武蔵小山の駅から徒歩3分。住宅街の中で2種の天然温泉が楽しめる銭湯。

純粋に銭湯利用のみなら銭湯価格の520円で楽しめるとは破格だ。

サウナの利用は+450円。受付で入浴券を手渡し、タオルとサウナ利用のフックを貰う。

ロッカールームから町の銭湯とは思えぬほど清潔感がある。

浴場に入ると御影石の浴槽に和のテイストが溢れるおしゃれで高級感のある世界が広がる。

身体を清めてから早速サウナ室のドアにフックをひっかけて灼熱の空間にIN。

やや狭めな室内だが、薄暗く湿度も良い感じ。90℃ぐらいの個人的に嬉しい設定。

受付で借りたタオルを尻の下に敷くというローカルルールがある。

入り口付近は温度の変化が激しいため、最上段が空いた隙にそっと移動。

前面にはテレビがあり、再放送の古畑任三郎が流れていてラッキー。

10分ほど経ち程よく汗が流れ、犯人の真田広之が自供したところで退室。

しっかり掛け水をしてからすぐ脇の水風呂へ。水温は20℃ほどで入りやすくバイブラあり。

贅沢にも天然黒湯温泉を使用している。はあ〜極楽。

露天スペースに移動すると開放感に溢れ、高低差1.5メートルほどの段差の下段が黒湯、上段が黄金湯の浴槽がある構成。住宅街の真ん中であることを忘れさせる。

上段下段にそれぞれ3台ずつ設置されたととのい椅子に腰掛けると頭がグワングワン。

極上のリラックスで涅槃の域へと足を踏み入れる。風が爽やか。

難点としては露天スペースがそこまで広くはないので、人でごったがえしていたのと、若い客も多々おり、割と大声で話して椅子を占領していたのが多少気になるほどだ。

露天の温泉もなめらかで肌がツルツル。都内にいながらリゾート地に来た気分。

この贅沢さを味わえるのに銭湯価格520円(+450円)はやはり異常としか言えない。

+7

サウナへ行こう(大井町編・蒲田編)

おふろの王様(大井町)

大井町駅から徒歩1分。アクセス抜群に良しのおふろの王様。
平日だったので入館料は1,380円(土日は1,780円)。
岩盤浴は追加800円で楽しむことができる。
浴場内は清潔感があり、露天スペースの開放感も良し。
まずはキングスサウナと呼ばれるサ室へ。おお、割と広い!
前面にテレビがあり中々の音声ボリュームの大きさ。
部屋の温度は90℃に満たないぐらいだろうか。
なるべく静かなサウナが好きなので自分の特等席を探す。
全部で5段ある段差の一番上は周り3面が壁に囲まれている箇所があり、そこに腰掛ける。
思った通り他の席にいる時よりも音は控えめでプライベート空間な気分があり正解。
カラカラかと思いきや湿度がしっかりとある感じで、汗がじわじわと出てくる。
10分で部屋を後にし、横に隣接する水風呂へ。17℃ぐらいで絶妙な温度。
火照りが収まりみが引き締まったところで露天スペースに移動。
ベンチが3つ、椅子が2つほど。ととのい椅子に腰掛けてじわーっと疲れが取れていく実感を楽しむ。
途中「ゴオオオオオオ」と大きな音が聞こえたかと思いきや、羽田空港が近いこともあり、
低く飛ぶ飛行機を見ながら休憩することができる。これはこれであり。
続いて漢方蒸風呂と書かれたスチームサウナへ入ってみる。
周りが見えなくなるほどの湯気で湿度は申し分ないが、温度は45℃前後。もう少し欲しい。
多少、消化不良だったため、そのまま再びキングスサウナで2セット目に。
サウナ10分→水風呂1分のルーティンの後、再度ととのい椅子でリラックス。
気を抜きすぎて5分ほど寝落ちしてしまった。体が冷えたら高濃度炭酸泉で温まる。
この贅沢三昧はまさに「おふろの王様」の名に恥じないものだと言えよう。
利用客の民度も良く、王様の統治のもとに完成された平和な世界だった。

 

ガーデンサウナ蒲田(蒲田)


土曜の昼にチェックイン。JR蒲田駅東口から徒歩2分の男性専用サウナ。
受付で3時間コース(1,200円)にて入場。エレベーターで2Fへと昇る。
ロッカールーム・浴室と程よく年季が入っており、飾り気の無さが実に渋い。
広々とした浴室の中央には大きな浴槽があり、周囲の壁を洗い場が取り囲む。
身体を清めて2種類あるサウナ室の中からまずは高温サウナの方へ。
20人は入れそうな室内は広々としてテレビは消されており、シンとした緊張感がいい感じ。
温度は100℃近くあり結構熱め。湿度はまあまああるようで、じわじわと汗が出る。
10分ほど蒸されてから、すぐ目の前の水風呂へ。18℃ぐらいで好みの温度。
水風呂が2種類あり、もう一つはぬるめの28℃。冷冷交代浴ができるのでこれは貴重。
しっかりと粗熱が取れたら、この施設一番の注目ポイントであるととのい場所へ。
デッキチェアが3脚とベンチの置かれたスペースに巨大扇風機が2台爆音で風を送る。
ガーデンサウナの名前のごとく、室内庭園が作られており非常に愛でたい空間だ。
デッキチェアに寝そべると意外や意外、風は感じるか感じないかぐらいの超微風。
押し付けがましくない程度のささやかな気遣いの風によりうっとりと整えた。
続いて中低温サウナは定員10名ほどで80℃前後の湿度高め。こちらはテレビあり。
アロマの香りがやさしく居心地の良いサ室。これもなかなか良い。
サウナを3セット堪能してから館内着の浴衣に着替え、レストランに移動。
ガーデンサウナ特製と言われる「生オロポ」なるものを注文。
オロポとはサウナー御用達のオロナミンCと ポカリスエットを割った飲み物だが、
ここではさらに生搾りのレモンを追加したものが生オロポとのこと。
ポカリスエットの飲みやすさとオロナミンCの爽快感、
そこにレモンの酸味の効いたフレーバーがサウナ後の身体に染み渡る。すいすいイケる美味さ。
蒲田駅チカの味のある施設にすっかりと心も身体も満たされた。

+7