ノースープでフィニッシュ

秋です。

 

食欲の秋です。

 

都合のいい言葉です。

 

 

 

 

 

【152杯目】バサノバ(新代田)

新代田駅から歩いてすぐの環七沿いに店を構える。

カフェバーのようなオシャレな店内と流れるEDMは一瞬ラーメン屋だったことを忘れる。

若者に向けたちょっと意識高めのお店なのあろうか。

トムヤムクンラーメンやグリーンカレーラーメンなど気になるメニューがいくつかあるが、

この店のオーソドックスである「豚濁和出汁ソバ」をとりあえず注文。

店員や客は皆若い男女が多く、ラーメン屋独特の少しピリついた空気はない。

しばらくしてラーメンの到着。鰹出汁の良い香りがふわっと駆け抜ける。

スープをすすると見た目よりもずっと優しい味、だが奥行きのあるコクがあとを引く。

豚骨ベースなのだが、魚介の香りと相乗効果でより高次元の旨味へ登る。

麺は豚骨ラーメンなどに使われる極細ストレート。スープとの兼ね合いも良い。

思ったよりも全然本格的、いや、なかなか完成度が高い。箸が止まらねえ。

チャーシューは軽く炙られていて香ばしく柔らかい。極太メンマがコリコリで美味い。

卓上のあらびきコショーを追加すると、これがすごくいい塩梅。

あれよあれよといつの間にかスープまで完飲してしまった。やってしまった。

次は変わり種のようなメニューにもチャレンジしてみたい。

 

 

【153杯目】蓮爾(桜新町)

再ジャンキー再オイリーな二郎インスパイア系の中でもワルな店(イメージ)。

店内には行列があったが、意外とすぐ座れたのでラッキー。

「ラーメン 小」を注文。もちろん二郎系の小は普通のラーメン店の大盛りぐらい。

顎が疲れるほどの超極太ボキボキ麺なので、個人的な趣味で麺柔らかめでオーダー。

相変わらず店内BGMは無く、客の麺をすする音だけが鳴り響く。神聖な場所だ。

およそ7分後、トッピングを聞かれるのでニンニクのみで注文。

普通のラーメンに比べてだいぶスープは少なく汁なしそばのような見た目。

麺が重くてすすれないので、喰らい付いていくという表現が正しい感じ。

乳化したシャープな醤油ベースのスープと、小麦感満点な極太麺が最高にワイルド。

前回は肉の部位が悪く、カチカチチャーシューだったが、今回はホロホロ。

スープ表面の油の膜で、口の周りはヌルヌルだが気にしたら駄目だ。

ズバズバといいペースで半分以上を平らげるが、中盤以降からペースダウン。

麺の重さで箸を持つ手がつる。顎が咀嚼しすぎて疲弊してくる。

店内も灼熱で汗が止まらない。醤油辛いスープがつらくなってくる。

軽く落ちかけそうになったので、残り一口を残し断念。悔しい。

次は身の程わきまえてミニラーメンにしたいと思う。

 

 

【154杯目】さつまっこ(田園調布)

田園調布の環八沿いにラーメン屋があったのでふらっとお邪魔することに。

店内は奥行きが2mほどしかない横長でカウンター席がずらりと並ぶ。

長い歴史を感じる店内の痛み具合は長いこと愛されてきた誇りを感じる。

辛味噌ラーメンも気になったが、とりあえずオーソドックスに「ラーメン」を注文。

全く調べないで入店した為、何スープかわからないが、卓上の物で家系だと察する。

5分ほどしてラーメンの到着。ワカメがのった以外はシンプルな見た目だ。

まずはスープを一口。豚骨の風味がしっかり感じられるクリーミーな味わい。

だが後味はすっきりしているのでとても食べやすい。

このようなスープにはワカメの風味が活きるのでナイスチョイス。

チャーシューは歯ごたえが感じられる肉厚チャーシュー。ナイスですねー!

モチモチの麺をズバズバすすればあっという間に完食。うん、うまかった。

他にも「ネギラーメン」、「コーンラーメン」、「キャベツラーメン」などなど

バラエティに富んだ品揃えがあるので楽しみ方のバリエーションに胸が膨らむ。

優しい味わいなので飲んだ帰りには最適だと思った。

 

【155杯目】らすた(代々木)

都内で本格的な家系を食べたかったら真っ先にここを紹介するだろう。

代々木のらすたに久々に行ってきた。

注文は「ラーメン」ともちろん「ネギ飯」だ。らすたを語る上でこれは外せない。

くの字型カウンターの店内は満員とは言わないものの賑わっている。

好みを聞かれるので全部普通でと注文。待つこと5分ほどで着丼。

まずはスープをすする。うん。全体のバランスがとても良い。

鶏油と豚骨のコクがパンチとして旨味を感じさせた後、後味はスッキリと抜ける。

絶妙な醤油の加減も素晴らしい、まさに黄金のスープだ。

オススメの食べ方は序盤で海苔を全てスープに沈めておくことだ。

玉子麺のモッチリ感も味わいつつ、頃合いを見て海苔を救出。

そのままネギ飯の上に乗せ、ヒタヒタ海苔をライスに巻いてかっこむ。

これこれ!これぞ究極の贅沢な一時。全神経が美味いと吠える。

コショー・ニンニク・豆板醤を追加しさらにチューンアップ。ゴッドスープの完成だ。

ズバズバッとすすりあっという間に完食。食べ終わった瞬間から名残惜しい。

1,000円以内で楽しめる究極の一時を是非味わってほしい。

 

 

【156杯目】藤しろ(三軒茶屋)

前々から気になっていた三軒茶屋の鶏白湯ラーメンの店。

店の外の券売機で「鶏白湯味玉ラーメン」を発券してから入店。

L字型カウンターの非常に狭い店だ。店員の対応は良し。

5分ほどして到着したラーメンには黒っぽい何かが浮いている。

何だろうとすすってみると揚げネギ。サクッとした感触と後から抜ける風味が良い。

無化調の鶏白湯スープはかなり濃厚まったりだが、味付けは優しく上品。

麺は中細麺ながらスープに負けない弾力がありしっかりとした存在感がある。

味玉の塩っ気がほどよく、優しめスープとのバランスを図る。

ほんのり桜色のロースチャーシューがプルプルで脂身も少なく絶品。

丁寧であるこらこそパンチやインパクトは少ないものの、

深い旨みや店を出た後でも残る余韻を残す、上質な一杯だった。

 

 

【157杯目】らーめん 高はし (三軒茶屋)

この店はブログに書かずともちょいちょい通っていたのだが、

ここ最近行ってなかったので久しぶりに訪店。だいぶ店内は賑わっている。

「ラーメン」をMAX(味濃いめ・油多め・麺固め)で注文。

おや、卓上に置いているはずのニンニクがない。豆板醤もずいぶん小さい箱に。

およそ5分後、ラーメンが到着するタイミングでニンニクを頼む。

デフォルトで置いていないのになんとなく嫌な予感がよぎる。

まずは素の味を楽しむためトッピングなしでスープを一口。

あれ?前のようなまろやかさがない。醤油の味が全面に出てしまいバランスが悪い。

下処理が甘いのか、妙な動物臭さも気になる。

麺はというと、前に比べて細く感じてパンチが落ちたイメージ。

チャーシューはホロホロで美味かったので救いだが、明らかにレベルが落ちている。

前回行った時にライスがぬか臭く硬い仕上がりだったのを思い出す。

駅前の好立地で人足が増えてきたから品質や時間を減らしたのだろうか。

せっかく三軒茶屋に美味しい家系が出来たと喜んでいたので

どうか以前のような素晴らしいラーメンに戻って欲しいと願う。

 

 

【158杯目】味噌一(三軒茶屋)

国道246号に面した三軒茶屋の味噌ラーメン専門店。

店の入り口には有吉とマツコの番組でも紹介されたとか。

だが平日夜に訪店すると席はスカスカ。一人しかいない。

券売機で「味噌一バター」の太麺を注文。店員は若いにいちゃん一人のみ。

ワンオペながら手際よく調理して約3分で着丼。

愛想はあまりないが腕前は確かである。

スープは濃厚で味噌の深いコクを感じる。そこに塩味のきいたバターのまろやかさ。

これぞ王道ともいえるシンプルな味噌ラーメンだが、そこがまたいい。

多少濃い目の味付けだが、濃いと感じた人には割りスープも用意されている。

野菜のシャキッとした炒め具合もいい感じ。わかめの風味が良く合う。

麺は太めの縮れ麺。濃厚なスープがよく絡みモチモチとした食感が楽しい。

時折スープに紛れるコーンが嬉しくてついつい、飲み干したくなってしまう。

それにしてもここのスープ、びっくりするほど冷めない。最後までアツアツだ。

見る限りそこまで油の膜がないにもかかわらず、抜群の保温性を誇る。

すり鉢状の器のおかげなのだろうか、真冬に食べたら最高であろう。

煮卵、メンマなどはカンパシステムとなっており、基本はセルフだが、

20円以上の募金をすることで食べられる。なんとドリンクバーもある。

スタンダードな味は守りつつ、新しい試みにチャレンジしていく楽しい店だった。

 

 

【159杯目】じもん(高円寺)

都内で美味しい勝浦タンタンメンが食べられるお店といったここ、じもんだ。

勝浦タンタンメンとは、千葉県勝浦市の当時の漁師・海女が、

冷えた身体を温めるために考案されたメニューが定着したものだ。

一般的な味噌ベースのゴマが入ったタンタンメンとは違い、

醤油ベースでラー油を多く使った真っ赤なスープが特徴である。

7席ほどしかないカウンターのみの店だが、常に行列ができている。

30分ほど並び「勝浦タンタンメン」と「半ライス」を発券。

辛さは0辛から3辛までが無料、その上からは有料となる。チャレンジャーは是非。

辛いものがそこまで得意ではないので1辛(人気ナンバーワン)で注文。

さらに待つこと約10分。いよいよラーメンのお出ましだ。

ラー油の良い香りが漂う真っ赤なスープにひき肉、玉ねぎ、大量のニラが乗る。

深い醤油の風味にラー油のコクが合わさり、後から辛味が追いかける。

一撃で身体が熱くなるほどのインパクト。うまい。そして鼻が止まらない。

麺を途中まで食べ進めたところで、中の具をレンゲで掬いライスの上へ。

スープを吸ったひき肉とニラ、玉ねぎがライスとの相性抜群。

むしろ麺で食べるより、ライスとの相性を考えた味の濃さのように思える。

むせそうになるのをこらえながら完食。外の爽やかな風が心地よい夏の夜だった。

 

 

【160杯目】桝元(亀崎)

宮崎県に旅行に行った際に立ち寄った、宮崎発祥の「辛麺」が愉しめる店。

辛麺がどういうものわからず、ジャージャー麺みたいなものだと思っていた。

辛さの段階が選べるので、とりあえずオーソドックスな3辛にしておく。

続いて麺の種類だが、ベーシックなのがこんにゃく麺となっており、

その他は中華麺、うどん麺、はたまた白飯というチョイスができる。

ガッツリいきたかったので中華麺をセレクト。到着までのつなぎで「なんこつ」も頼む。

なんこつはコリコリしたものかと思いきや、トロトロした塩味ラフテーのような感じ。

さっぱりとポン酢でいただく。ラーメン前のつなぎには最適な逸品だ。

続いてラーメンの登場。見た目はニュータンタンメンとよく似てる。

ニンニクがふんだんに入っているのが香りで一発でわかる。期待が膨らむ。

ほどよい唐辛子の辛味と醤油と酒の味が融合し、ニンニク・ニラの風味が追う。

ニュータンタンメンとも似ているが味わいは少し違う。これはこれで美味い。

友人が頼んだこんにゃく麺も少しもらってみる。想像してたこんにゃく独特の臭みは無く、こちらの方がスープにはよく馴染みそうだ。ちょっと後悔。

ひき肉の旨味が最後まで楽しい。ご飯との相性は抜群であろう。

今のところ関東圏内での出店は無いとのことなので、九州へ行った際には是非。

 

 

【161杯目】ラーメン茂木(三軒茶屋)

芸人の有吉もラジオで絶賛していた三軒茶屋のワンタン麺が有名なお店。

席に座り注文するのはもちろんワンタン麺だ。

ワクワクとその到着を待つことおよそ5分。待ってましたラーメンの到着。

スープはとろみのある豚骨醤油ながらあっさり目で甘みがある。

細めながらもちもちとした麺は柔らかめに茹でてあり、優しい食感。

プルンとした皮に包まれたワンタンの中には肉がぎっしり詰まっており、

食べ応え十分。スープに浸してレンゲですするとこれがもうたまらない。

以前私が絶賛したバラロールのチャーシューはぶれずにトロトロで最高。

これぞまさしく理想のチャーシューだ。手がかかっているのがわかる。

コショーを追加すると味わいの輪郭もキリッとしたものに。

これから寒くなる季節に何度も食べたくなる優しく温かい味。

高齢の店主のまごころをカタチにしたような一杯であった。

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ブルーの音

ラ・ラ・ラグジュアリーー。

思わず心の声が出てしまいそーだ。
テーブルで食事をしながら、そしてお酒を飲みながら、目の前でジャズのライブを堪能。

 

そう。ここは、
いつかは行ってみたいと思っていた場所。

 

そう。ここは、
どんな風になっているのか気になっていた場所。

 

そう。ココア、
最近飲んでないなぁ。

 

夜の帳が降りるとともにブルーに浮かび上がるファサードのネオン。迂闊に足を踏み入れてはならないようなスリリングな入り口。
しかし、ドアを開け中に入ってみると…。
地下とは思えないなんとも華麗な別世界が広がっているのだ。
雰囲気に合わせて即興でパフォーマンスを繰り出すジャズバンドが素晴らしいのは当然だが、
絶妙なタイミングでスマートに動きまわるスタッフたち。そして、ありったけの魅力を最大出力している女性客の凄まじいオーラなど。まさに非日常的で可笑しなひと時を体験できるのである。

blue note。
新たな楽しみを見つけた。

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寝相いろいろ

今年3月に生まれた我が家の息子氏も、
お陰様で今月で7ヶ月になって、
離乳食を食べ、
体もだいぶがっちりしてきて、
ハイハイができるようになってきています。

 

寝姿にいろいろな形があって面白いです。
 


への字型。
 

走っている風。
 

ノックダウン風。(曙がんばれ!!)
 

クレヨンしんちゃん風。
 

直角。
 

よっぱらっちゃった風。
 
 
また、ウサギのもぐ氏とは、時折兄弟風なかんじです。


 
 
以上、田中重でした。

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