コーヒーシンパ

古そうな喫茶店である。

大勢の人が行き交う通りから、1本脇に入ったところにある煉瓦造りの小さな店。
夜の帳はすでに下り、ランプで照らされた入り口がやさしく誘う。
アラ50にもなると、こういった古い店にも抵抗なく入っていけるのだ。
ドアを開けて中に入ると、落ち着いた雰囲気の空間が広がる。
床も、そして壁も煉瓦だ。
入って左手にカウンター、右手には小型のテープル席が壁に沿って並んでおり、中央が通路となって奥にまっすぐ伸びている。

「ラドリオ」。

スペイン語で「煉瓦」という意味らしい。
1949年創業というから70年近い歴史だ。
いわゆる「カフェ」が乱立する昨今にあって、店自体の雰囲気を楽しめる喫茶店は貴重である。

注文もいたってシンプルだ。
「ダーク モカ チップ フラペチーノをコーヒー多めにしてミルクを低脂肪ミルクからノンファットミルクに変更。ヘーゼルナッツをやめてホイップなしのチョコレートソース追加で」
などというカスタマイズ的なものは受けつけない。

ウィンナーコーヒーをたのんだ。
コーヒーの上に大量の生クリームを乗せてあるアレである。

この店は、日本で初めてウィンナーコーヒーを出した店として有名らしい。
なんでもそうだが、元祖だとかエポックメイキングというものに弱い。
サントリーの烏龍茶が大ヒットしてブームとなった時、
「世界で初めて缶入り烏龍茶を発売したのは伊藤園です」と缶に主張された文言を見て、
缶烏龍茶を飲むのなら、まずは伊藤園からだったと少し後悔したことを思い出す。

さて、ウィンナーコーヒーである。
一体、これをどうやって飲めばいいのか。
齢46のオッサンが、ウィンナーコーヒーを前に狼狽する。

3つの選択肢が頭を駆け巡った。
①コーヒーの上に乗っている生クリームを混ぜて溶かして飲む。
②カップと生クリームの隙間から、コーヒーを先に飲み、残った生クリームを食べる。
③生クリームだけ先に食べて、残ったコーヒーを飲む。

①は生クリームの浮力があまりにも強すぎてコーヒーが溢れ出てしまう。
②は想像しただけでも危険だ。一人顔面パイ投げゲームになること必至である。
まあ、③かなぁ。

大量の生クリームを食べ、それをコーヒーで流し込んだ。
ホルモンが噛み切れなくて、仕方がないからビールで流し込むようなものだ。

私の人生で、今後ウィンナーコーヒーを注文することはないだろう。
そもそも私は、メロンソーダにアイスクリームが入っていたり、酢豚にパイナップルが入っていたり、カレーに福神漬けが乗っていたりといった、異質なものが合わさった食べ物は好きではないのだ。

モヤモヤした気持ちを残しつつ店を出ようとした時、
注文したウィンナーコーヒーをじっと見つめる中年客が目に入った。
果たしてどう飲むのか。

スプーンを手に取った。
どうやら生クリームを混ぜて溶かして飲む方法を選択したようである。
最初の一混ぜで、30%くらいのコーヒーがこぼれ出るのが見えた。

私は店を後にした。
気分は少し晴れていた。

祝! 二十周年!

とういことで、20周年!
Dragon Ash。
20世紀の終わりに颯爽と現れ、瞬く間に当時のミュージックシーンを席巻したモンスターバンド。
多くのバンドが現れては消えてくなかで、20年も一線で活躍し続けていることは本当に素晴らしいと思います。


いまや時の人となった感すらあるジブラさんとの衝撃のコラボでしたね。


日韓ワールドカップといえばこの曲。
サッカーのテーマ曲でこれを超えるものは未だにないんじゃないでしょうか?


この頃から少しづつ独特の艶がでてきました。


最近では小林武史、CHARAとのコラボなんかもしていて、ますます活躍して欲しいものです。


311の被災地に捧げたりなんかもしています。あんな尖ったナイフみたいだったのに、まるくなったな(しみじみ

ということで、
まだまだこれからが楽しみなDragon Ashですが、
なにはともあれ20周年、本当におめでとうございます!